それから何日たっても、お義母さんから連絡はなかった。

一度顔を合わせた時、子犬の事を聞いてみたけど、どうも相手との話が進んでい
ないようだった。子犬のいる家は、実際はお義母さんの友達の家ではなく、友達
の友達なんだそうだ。(ややこしい)
だから、間に共通の友達を挟んでの電話交渉なので、なかなか話が進展しないら
しい。(じれったい!!)


が、反対していた旦那とお義母さんの間では話が進んでいた。
「おかん、何やて?子犬貰うやて?」
「飼うやろ?もう頼んであるから」
「何で勝手に決めるねん。それに雑種やねんやろ?」
「そうやで。あんた雑種嫌なん?」
「いや・・・別にそうはいってないけど・・・」
 (そういうてたやろ)とあたしは思ったが、あえて口にはしなかった。
「貰うのオスにしたから。オスの方がいいし」
「それはそうやな」
 (何でやろ?今回みたいにどっかで子供作らんようにやろか?)
「後、オスは体毛が白やねんて」
「え〜!白なん?汚れるやんか」
 話を横で聞いているウチに、あたしは内心ホッとしていた。
どうやら旦那も子犬を貰う事に反対しなくなっていたからだ。
色々文句はいうものの、「いらん」の一言は最後までなかった。
これで、子犬は我が家で飼える事が決定したのである。

旦那とお義母さんの電話でのやり取りから、どのくらいの日がたっただろう。

運命の日・・・4月10日がやってきた。

夕方、突然「ピンポ〜ン」の音が。モニターを見るとお義母さんだった。
ドアを開けると、そこには・・・
お義母さんの腕に抱かれた、1匹の子犬がいた・・・
「え!?もう来たんですか?」
「そうそう。どう?すっごく可愛いでしょ?」
 何の連絡もなく、子犬が突然我が家にやって来た。あたしは呆然とした。
(家に来る前に連絡くらいあるものだと思っていたのに・・・)
そして次に、子犬を見つめ、また呆然とした。
(何このコ?柴犬のMIXじゃなかったの?どこが柴なんだろ??)
 そう。子犬は全く柴犬には見えなかったのだ。


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